自分の話が相手に伝わっているかどうか微妙な時ってありませんか?
自分は頑張って説明したつもりでも、話が伝わらず相手が苦笑いをしていたり、話しているうちに自分が何を言っているのか分からなくなってしまった、という経験をしたという人もいるのではないでしょうか?
自分なりに一生懸命伝えようとしていても、それが相手にしっかり伝わっていないと、せっかく話をしても、自分の会話力不足にがっかりしてしまう事もあります。
わかりやすく相手に伝わる話し方とは、いったいどの様なものなのでしょう?
今回は【分かりやすい話し方】「何が言いたいのか分からない」と思われないコツを紹介というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、わかりやすい話し方とはどのようなものなのか?「何が言いたいのか分からない」と思われないコツを知る事ができます。
話す事が苦手な人も、相手に伝わる話し方のコツを知れば、話をする事が苦痛ではなくなるかもしれません。
わかりにくい話し方とは?
まずはどんな話がわかりにくいものなのでしょう?
例えば次の様な話をされたらあなたはどう思いますか?
今日は起きる時間がいつもより遅かったから、朝から忙しくて、朝食は簡単なものにしようと思ってトーストとコーヒーにしたんですけど、それでもいつもより出かける時間が遅くなってしまって、急いで着替えて出かけたら、途中で書類を持っていない事に気づいてまた家に戻って、結局は電車に間に合わず会社にも遅刻してしまったんです。
そ、そうなんだ…。
どうですか?
この例は、分かりにくさを伝えるために、かなり極端になっていますが、ここまでではないとしても、あなたはこの様な話し方をしていないでしょうか?
この話が分かりにくいのはなぜなのでしょう?
勘の良い方はお分かりだと思いますが、
- 話の区切りがなくダラダラと長い
- 結局何が言いたいのか分からない
- 相手を置き去りにして自分一人で話している
以上の事が原因で話が分かりにくくなっているのです。
ます話の区切りがなくダラダラと長いのは分かりにくい話し方だと言えます。
自分の言いたい事をただつなぎ合わせて、思いついた言葉を並べるだけでは、相手にはとても分かりにくい話になってしまいます。
また、結局何が言いたいのか分からないという話は、相手にとって内容をとらえづらいので「それで?」「結局は何が言いたいの?」という感じになってしまいます。
それから相手を置き去りにして自分ひとりで話しているのも、相手にとっては話についていけない場合もあります。
一生懸命伝えようとするあまり、相手の反応も見ず、相手を無視して話し続けていると、相手は途中で内容についていけなくなってしまいます。
一方的な話になってしまうと相手は話に入る隙がないので、会話のキャッチボールができない状態になってしまうのです。
わかりやすい話し方とは?
それでは先ほどの内容を、今度は相手に分かりやすくするために、言い方を変えてみましょう。
今日は朝から起きるのが遅かったんですよね。
それでいつもより忙しくて。
そうなんだ。
昨夜遅かったの?
ええ。
今日までにやらなきゃならない事を調べていたら寝るのが遅くなってしまって。
それで朝ごはんは簡単にトーストとコーヒーで済ませたんですよ。
そうなんだ。
時間がない時は僕も同じ様な感じだよ。
そうなんですね。
私もとりあえずの時はそうするんですけど、今朝はそれでも時間がなくて着替えるのもホントに慌ててたんです。
そっかー、それじゃあ朝から大変だったね。
ええ、
ただでさえ時間がないというのに、慌てていて家を出た後に大変なことに気づいたんですよ。
(少し間を置く)
…え?何に気づいたの?
はい。大事な書類を忘れたことに気づいてしまって…。
また家に戻ってるうちに、すっかり時間が過ぎてしまったんです。
それで結局電車に間に合わず、今朝は遅刻してしまったんですよ〜。
それはそれはご苦労さま。
それでも書類を届けようとして、頑張って出社したんだから、その気力には感心するよ。
ありがとうございます。
さっきまで落ち込んでたんですけど、そう言って頂けるとだいぶ救われます。
いかがですか?
先ほどと同じ内容でも、ずいぶん感じが違いますよね。
こちらの例だと、相手に確認しながら話しているので、内容が伝わり、だいぶ分かりやすくなっています。
2つの例を比べてみて、分かりやすい話し方のコツは以下の様なものだと言えます。
- 自分一人で話し続けるのではなく、あいづちを待ってから続きの話をする
- 一番伝えたい事の前で、少し間を開けて相手の興味を引く
- 相手の質問にも答える
話がダラダラと長いと話が分かりづらくなってしまいます。
自分一人で話し続けるのではなく、あいづちを待ってから続きの話をすると、相手も会話に入ってきて確認しながら話が進むので、分かりやすい話になっていきます。
そして、一番伝えたい事の前で少し間を開けて相手の興味を引くと、相手に伝えたいことが強調され分かりやすくなります。
また自分一人で話し続けるのではなく、相手の質問にも答える様にすると、会話のキャッチボールをすることにつながり、会話が生き生きとしてきます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は【分かりやすい話し方とは?】「何が言いたいのか分からない」と思われないコツを紹介というテーマでお伝えしました。
まず、分かりにくい話し方は以下の様なものです。
- 話の区切りがなくダラダラと長い
- 結局何が言いたいのか分からない
- 相手を置き去りにして自分一人で話している
そして、分かりやすい話し方のコツは以下の様なものです。
- 自分一人で話し続けるのではなく、あいづちを待ってから続きの話をする
- 一番伝えたい事の前で、少し間を開けて相手の興味を引く
- 相手の質問にも答える
同じ内容の事を言うにしても、話し方ひとつで伝わり方も違いますし、会話の楽しさも違ってきます。
一生懸命話しているつもりでも、話す方がひとりで空回りしてしまっては、せっかく話した内容も、うまく伝わらず「何を言いたいのか分からない」と思われてしまいます。
分かりやすい話し方を知っていると、相手に伝わりやすくなるだけでなく、相手と楽しく会話できる様にもなってきます。
徐々に慣れていけば、うまく伝えながら、さらに楽しい会話ができます。
分かりやすい話し方を身につけて、日々快適に過ごせたらいいですね。
最後までご覧いただきどうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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