【相手の言葉をお返しするオウム返し】バックトラッキングを上手く使うには?

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自分の事

コミュニケーションスキルのひとつといわれる「バックトラッキング」というものを知っていますか?

なんだかカッコいい名前ですが、日本語でいうと「オウム返し」といい、簡単にいうと相手の言った言葉を繰り返す方法です。

「相手の言葉を繰り返すのが、コミュニケーションに役に立つの?」と思われる方もいると思います。

もちろん、相手の言った事をそっくりそのまま返したのでは、コミュニケーションになるどころか、相手は馬鹿にされてると思って怒ってしまうかもしれませんね。

今回は【相手の言葉をお返しするオウム返し】バックトラッキングを上手く使うには?というテーマでお伝えします。

この記事を読むと、バックトラッキングとはどのようなことか?またバックトラッキングの上手な使い方について知る事ができます。

バックトラッキングってどんな事?

鳥のオウムが、人の言葉を真似しているのを見た事がある方もいると思いますが、あの様な感じで相手が言った事を、そのまま繰り返すオウムの習性を例えとした言葉が「オウム返し」です。

バックトラッキングとは、会話の中で相手の言葉を繰り返す、いわゆるオウム返しをする事です。

たとえば以下の様な会話はどうでしょう?

先日友達とドライブに行ったんですけど、そこで食べたラーメンが最高に美味しかったんですよ〜

先日友達とドライブに行ったんですけど、そこで食べたラーメンが最高に美味しかったんですよ〜

これでは相手も「自分が言った事をバカにしてるの?」と思ってしまうかもしれませんよね。

相手の言った事を繰り返すと言っても、本物のオウムのように相手の言った事を、全て同じ様に繰り返すのでは、相手はバカにされたと思ってしまう事もあります。

言葉を繰り返すのも、以下の様にするならどうでしょう?

先日友達とドライブに行ったんですけど、そこで食べたラーメンが最高に美味しかったんですよ〜

ドライブに行って、そこで美味しいラーメンを食べたんですね?

これだと先ほどより、だいぶよくなった様な気がしますよね。

同じ内容の事を繰り返すのにも、全て同じ言葉で繰り返すのではなく、少し変えて繰り返す事で会話もだいぶスムーズになります。

このバックトラッキングという方法は、自分であらためて「相手になんて質問しよう?」「何を話そう?」ということを考えなくても会話が続くので、何を話せばいいのか分からない時には、とても強い味方となります。

バックトラッキングの上手な使い方とは?

バックトラッキングについて少しわかって来たところで、今度はバックトラッキングの上手な使い方について考えてみましょう。

バックトラッキングの上手な使い方には、以下の様な方法があります。

  • 感情を込めて話す
  • 相手の言った話の中にあるキーワードを使う
  • 何か一言を付け加える

同じことを言うのにも感情を込めて話すと、全く印象が違ってきます。

例えば

明日から旅行に行くんです♪

と嬉しそうに話をしてきた相手に

明日から旅行に行くんですか〜♪

(いいですね〜)

というように、相手に分かるように感情を込めて話すとその後の会話も弾むものです。

しかし棒読みだったり、感情を表さず無表情で「旅行に行くんですか…」と言われたら、相手はその後の話をしてもつまらないなと感じて、話をするのをやめてしまうかもしれません。

驚いたり、喜んだりというように明るい感じで返事をすると、相手も自分の話をもっと聞いてくれそうだと思ってその後も会話が続いていきます。

それから相手の話の中にあるキーワードを使うという方法も効果的です。

先週旅行に行ってきたんですけど、サイコーに面白かったんです!

ということをそのまま

先週旅行に行ってきて、サイコーに楽しかったんですね〜。

とすっかりそのまま言葉を返すと、あまり長い話では、だいぶクドい印象になってしまいます。

相手の話の中にあるキーワードを使ってみるともっとスッキリします。

例えばこんな感じです。

相手
相手

先週旅行に行ってきたんですけど、サイコーに面白かったんです!

自分
自分

旅行ですか〜♪

相手の話の中でキーワードを見つけ、それを使ってたった一言返すだけなのに、こちらの方が会話が続きやすいような感じがします。

それでは次に、もう少しステップアップしてみましょう。

例えば以下のような会話はどう思いますか?

先日家族でレストランに行ったんですよ〜!

家族でレストランに行ったんですか〜

ええ、やはりいつも行くラーメン屋とは雰囲気が違ってましたね。

やはり、いつも行くラーメン屋とは雰囲気が違うんですね〜

はい。

お客さんの服装や雰囲気もまるで違うんですよ!

お客さんの服装や雰囲気もまるで違うんですね〜

はい…

(この人、言っていることをただ繰り返してるだけじゃん。)

こんな感じでバックトラッキング(オウム返し)だけを繰り返すのはとても不自然ですし、相手にもよく思われない事があるので注意が必要です。

会話を盛り上げるには、相手の言葉を繰り返すのにプラスして何か一言を付け加えると自然な感じで会話が進んでいきます。

例えば以下のような感じです。

先日家族でレストランに行ったんですよ〜!

わー!

家族でレストランに行ったんですか〜!

はい!

やはりいつも行くラーメン屋とは雰囲気が違ってましたね。

いつも行くラーメン屋さんとは雰囲気が違うんですね。

どんなふうに違ってたんですか?

全く違うんですよ!

まずお客さんの服装から違ってましたし、雰囲気も高級な感じでしたね〜!

お客さんの服装や雰囲気も高級な感じだったんですね〜。

そこでどんな美味しいものを食べたんですか?

せっかくなので奮発してフルコースを食べました!

またそれがすごく美味しくて今まであんな美味しいもの食べたことなかったので、すごく感動しました!

いかがですか?

相手の言った事に一言付け加えるだけで、自然な感じになり、会話も盛り上がっていくような気がします。

このようにバックトラッキングを上手に使えば、相手とのコミュニケーションも円滑になり、会話をするのが楽しくなってきますね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は【相手の言葉をお返しするオウム返し】バックトラッキングを上手く使うには?というテーマでお伝えしました。

バックトラッキングというのは日本語ではオウム返しのことで、相手の言ったことを繰り返す方法です。

ただ単に相手の言ったことを繰り返すのでは、相手もあまり聞い気持ちはしませんが、上手に使えば相手とのコミュニケーションも円滑になっていきます。

バックトラッキングを上手に使うコツは以下の通りです。

  • 感情を込めて話す
  • 相手の言った話の中にあるキーワードを使う
  • 何か一言を付け加える

何を話していいのか分からず、話題が見つからない時などの強い味方がバックトラッキングです。

バックトラッキングという方法を上手く使うことで、円滑なコミュニケーションが取れたり、相手の話をじっくり聞ける事になり、会話をするのが楽しくなってきます。

会話にも色々な方法がありますが、自分に合った方法を見つけて、日々快適に過ごせたらいいですね。

最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。

それでは、今日もよい1日を!

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