我が家ではこの春から末っ子の三男が親元を離れ、一人暮らしを始めます。また様々な準備物、環境の変化に対応できるかなという不安など、一人暮らしを始める子供本人はもちろんのこと、親も何かと心配や不安が出てくるものですよね。
今回は我が子の一人暮らし、実際の経験から紹介【一人暮らしの心構え編】というテーマで「一人暮らしの心構えについて」をテーマにお伝えします。これから一人暮らしの予定がある方、子供が一人暮らしを始める方の参考になれば嬉しいです。
まずは心構えから
子供の一人暮らしの準備を始める際、私がまず初めにしたのは物質的な準備の前に、まずは「心構え」を伝える事でした。
それは次のような事です。
- 高校を卒業したら、進学と就職の選択肢がある
- 色々と選択することがあるけれど、最終的に自分が納得出来る方を選ぶのが良い
- 自分が選んだ事なので責任を持ってその道を進む努力も必要だよ
- ただなんとなくではなく、その目的を達成する為の具体的な方法を自分で見つけて実行する
どこまで理解できたかは、分かりませんが、後になって「あーそういう事聞いてたなぁ」と記憶の片隅にあるだけでもいいと思います。そして、気づいたその時点で修正してもいいし、というくらいの気持ちです。
以前の私はあまり丁寧に説明する事なく「そんなこと言わなくても分かるだろう」と思い込んでいた事もありました。しかしそれは自分だけの思い込みで、相手は案外分かっていないという事もあるということに気づき、息子には「大事な話だよ」として伝えました。
次に我が家の現状
それから我が家の家計の状況を説明しました。我が家は生活に多くの余裕があるわけではないので、初めから予算の範囲内で済ませる工夫をしよう。本当に必要かどうか考えてから準備しよう、と親子で同じベクトルで始める事からスタートしました。
兄が二人いますが、その時の失敗としてあまり考えずに、あれもこれもと必要でないものまで買い揃えてしまい、思ったよりかなり多い金額になってしまった経験があります。その上、結局使わずに学生時代を過ごし、箱から出さないまま実家の物置へ持ち帰ったものもありました。
この反省点を生かし、今回は必要最低限のものを準備しそれで足りないものはその時に補充しよう、というように決めました。これは兄の引っ越しの際、使わないで実家に運んだ大きな食器棚を実際に見ていたので「あーあれのことね」とすぐに納得してくれました。
欲しいものはたくさんあるけれど・・・
一人暮らしというと自分の好きな物で部屋を色々とコーディネートして、夢や希望でワクワクしながらの準備をイメージします。
その気持ちはとてもよく分かります。子供の希望通りの物をあれもこれもと新品で揃えて、キラキラした生活をスタート。これは我が子も憧れていた事でしょう。
しかし我が家には家計に多くの余力はありません。そして子供に必要以上にお金やものを与えすぎてしまうのはあまりよくない、と私自身今までの経験から感じていました。
それで三男の息子には「必要なものは揃えるけど、必要でないものは少し考えてみて」「なんでも新品で揃えるのではなく、家にあるものは利用して無駄な出費は控えるようにしよう」という事を伝えました。
息子も初めは「えーっ、新しいのがほしい!」と言っていましたが、丁寧に説明してみると意外と分かってくれて「冷蔵庫はお兄ちゃんが使っていたものあるよね」とか「布団はうちにあるの持って行くから」と自分から言うようになりました。
このような考え方の大切さ、そして実際に体験してみる事で息子に金銭感覚や物を大切にする事、予算を立てる事や必要な事にお金を使うという事を経験して欲しかったので、丁寧に分かってくれるまで説明してとても良かったと思っています。
今回は我が子の一人暮らし、実際の経験から紹介【一人暮らしの心構え編】というテーマで、我が家の「一人暮らしをするにあたっての心構え」をお伝えしました。
我が子の未来の為には、なんでも与えるだけではなく考え方を伝えることも大切なんじゃないかなぁ、と今の私は思っています。
何かの参考になればとても嬉しいです。それでは今日もよい1日を!
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