子供が親元を離れ、初めての一人暮らしをスタートするという場合、親としては心配や不安も色々あるのではないでしょうか?
新生活をスタートするにあたり、親として伝えておくべき事は色々あるとは思いますが「いざとなると何から伝えればいいのか?」とあまりに色々ありすぎて、結局うまく伝わらないという事もよくあります。
私自身は3人の息子がいて、それぞれ一人暮らしを経験しています。
長男の時は何もかも初めての事で、何から手をつけていいのか分からない状態で、なんとか新生活のスタートまで漕ぎ着けたという感じでした。
次男の時には、長男の時の経験を生かして、だいぶ楽に準備ができたような気がします。
そして三男の時には、さらにいろいろな経験を生かして、とてもスムーズに新生活をスタートする事ができました。
何も分からないところから始まり、色々と考えながらたくさんの事を学び、貴重な経験をしてきました。
色々伝えたい事がある中でも、子供達が一人暮らしを始めるにあたり、まずは生活や安全に対する注意点を伝えておく事が大切でになってきます。
今回はそれらの経験を踏まえて新生活に向けて親が子供に教えたい【生活や安全】に対する注意点とは?というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、新生活を始める我が子に、親が伝えておきたい生活や安全に関する注意点はどんな事があるのかについて知る事ができます。
新生活に向けて親が子供に伝えておくべき事とは?
今まで一緒に過ごしてきて、必要な時はすぐに親が手を貸せる状態だった我が子が、実家を離れ、ひとりでの生活をスタートする場合には、親も子供もやはり色々な不安や心配事があるでしょう。
初めて親元を離れて一人暮らしをする我が子に、親として伝えておくべきなのは一体どんな事でしょうか?
ひとりで生活する事になるのですから、子供はいつまでも親を頼ってばかりもいられません。
ある程度、自分の事は自分で決められるような自主性が必要になってきます。
とはいえ、なんでも自分の好きなようにやっていては、ものすごく大変な思いをしたり、危険な目に遭ってしまうという場合もあるかもしれません。
親が人生の先輩として、自分の経験などを生かしたアドバイスをする事で、子供の自主性を尊重しながらも生活での実用性を知ったり、安全に暮らす事ができのではないかと思います。
住む場所の選び方について
まずは新生活をする場合の物件選びについて、ある程度子供と一緒に考えてみてはいかがでしょう?
子供は一人暮らしのへ憧れや、テレビドラマに出てくるようなおしゃれなイメージを持っている事が多く、実用的な事についてはあまり深く考えていないかもしれません。
しかし実際に人生でいろいろな経験をしてきた親としては、おしゃれだったり、かっこいいだけで物件を選ぶのではなく、実用的な事を考えて色々検討するのではないでしょうか?
例えば毎日の通学、あるいは通勤の事を考えて、学校や職場から徒歩や自転車で行ける範囲だったり、駅から近いという場所を選ぶのも大切です。
また部屋の広さ、収納スペースがどれくらいあるか?お風呂やキッチン、洗濯に関してなど毎日生活する上で、使いやすいかどうかも物件選びのポイントとなります。
そして帰り道に、食料品や日用品などの買い物ができる場所があるかなど、生活する上での利便性も重要なポイントです。
子供にも理解できるように具体的に説明すれば、子供も「なるほど」と思うはずです。
子供の一人暮らしの物件選びは、直前になって慌てるよりも、時間に余裕を持って準備し始める方が断然いいと思います。
いろいろな情報を見て、子供が快適に生活できる物件を親子で一緒に探してみてはいかがでしょうか?
スマホやパソコンの使用に関する注意点
また現代では当たり前となっているスマートフォンやパソコンなどについての注意点もしっかり伝えておくべきです。
スマートフォンやパソコンはインターネット、メール、SNSをはじめ、さまざまな事に使われ、子供達の方がいろいろな用語を知っていたり、操作に詳しかったりします。
常にスマートフォンを肌身離さず持ち歩き、いつでもどこでも画面を見続けていたり、ゲームに夢中になっている若者も多くいると思います。
しかし親はそのようなスマートフォンなどは、便利な反面、使い過ぎによる弊害や犯罪に巻き込まれる可能性さえあるという事を、子供にしっかり伝えておかなければなりません。
スマートフォンの使い過ぎは、健康面での問題も世間で色々と取り上げられていますし、基本的な使用範囲を超えると、莫大な金額が請求される場合もあります。
画面を見ていると時間があっという間に過ぎてしまい、勉強などの時間も少なくなる恐れもあります。
子供にはいろいろな弊害を説明し、極端にスマートフォンに依存しないように注意するよう促しましょう。
また、誰とでも手軽に連絡を取る事ができる為、通常の範囲内ではあまり問題がないと思いますが、時には犯罪に巻き込まれる恐れもあるかもしれないという事も伝えておかなければなりません。
身近にあって手軽なものですが、その一方で危険な面もあるという事を教えておくのは、大人の役目だと思います。
犯罪や事故に巻き込まれない為の注意点
一人暮らしをするにあたり、自分のことは自分で守らなければなりません。
犯罪や事故などに巻き込まれないように、日頃から十分注意するように伝えておきましょう。
普段から「こんな場合はこうしたらいいよ」とか「ちょっと工夫する事で違うよ」という事を伝えておく事が大切です。
例えば、ひとりで道を歩く時にはイヤホンで音楽を聴きながらだと、周囲の音が聞こえなくて、自転車や自動車とぶつかる可能性もあるという事や、夜などは特に、少しくらい遠周りでも明るい道を通るようにする事など、大人が当たり前だと思う事も、子供は気づかないという事もよくあります。
また女性の一人暮らしの場合だと知られないように、表札にはフルネームを書かないとか、帰宅時に「ただいま」と口に出してドアを開けるとか、洗濯ものは外から見えないように干す、男性の衣類と一緒に干すという工夫もあります。
男性でも女性でも、外から帰って玄関の鍵を開ける際には、周囲に不審な人がいないか確認する癖をつける事も大切です。
また玄関のチャイムがなっても、すぐにドアを開けてはいけません。
宅急便などを装って室内に侵入しようとする事も考えられますし、しつこい勧誘などかもしれません。
ドアを開ける際は、十分確認したり、ドアチェーンをかけてから開けるなど、十分に警戒するように伝えましょう。
色々会話をしていく中でのちょっとした親の話を、子供がふと思い出す事もあります。
安全に生活するのはとても大切な事なので、気づいた事はできるだけその理由などを加えて、具体的に説明しておく事をおすすめします。
まとめ
今回は新生活に向けて親が子供に教えたい【生活や安全】に関する注意点とは? というテーマでお伝えしました。
子供が新生活をするに当たって親としていろいろな事を伝えたいと思いますが、安全に生活できるようにするためのアドバイスはとても大切な事です。
親が子供に伝えておきたい事として、生活面や安全面などの点から以下のような事を紹介しました。
- 住む場所の選び方について
- スマホやパソコンの使用に関する注意点
- 犯罪に巻き込まれないための注意点
子供が安全に一人暮らしをしてくれる事こそが、親が最も願っている事だと言えます。
生活していく上での不明な点や不都合な点は、実際その状況になってみなければどんなものか分かりませんが、親から聞いていた事、親がやっていた事など、子供が思い出して実行する事で、役に立つ事もたくさんあります。
一人暮らしになる直前になってからあれもこれもと言われても、子供も一度には理解しきれないと思うので、日頃から生活の中で実際の状況を踏まえて伝えていく事が大切です。
親の知恵や経験をもとに色々とじっくり伝える事で、子供の初めての一人暮らしが少しでも快適なものになったらいいですね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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