【育てたように子は育つ】って本当?我が家の子供達はどう育ったのか? 

※当ブログでは、商品サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。※

家族の事

『育てたように子は育つ』(相田みつを いのちのことば,小学館1999年)という相田みつをさんの本があります。子供は親の育て方、考え方で子供に多くの影響を及ぼすのでしょうか?

今回はこの本の書名『育てたように子は育つ』をテーマに【育てたように子は育つ】って本当?我が家の子供達はどう育ったのか?と題して私の周囲の子育ての実例や、我が家の子供たちはどんな風に育っているか?について紹介します。

「育てた様に子は育つ」って本当??

私は子育て経験28年の主婦です。長男が生まれてから今年で28年となります。こんなふうに言うと色々知っていてなんか偉そうなイメージですが、全くそういう事はありません。気がついたらそれだけの年数が経っていたというだけで、本当に何か特別すごい事をした訳というわけでもないのです。

「え?お兄ちゃんが生まれてから、もう28年も経つの?月日の過ぎるのはなんて早いんだろう」と自分の事ながら、まるで他人事みたいです。

実際に子育てをしていた時は、すごく大変で忙しくて、あまりの大変さに正直「これっていつまで続くんだろう?」と思った事もありました。色々と大変な事はありましたが、大変なだけではなく、我が子の成長を感じる日々は喜びや感動がたくさんありました。だからこそ続けて来れたのかなぁとも思います。

さて、結論を申しますと「育てたように子は育つ」は本当だと私は思います。「ただなんとなく」思っていれば、「なんとなく」の結果でしょうし、具体的に「この部分はしっかり達成したい!その為にはこれをするべき」と具体的な計画を立て、目標に向かって手順を踏んでいけば、目標に近いところまで辿り着けるのではないかと思います。親の心構えによって結果はそれそれ異なる、というのが私の考えです。

私の周囲の子育ては?

実際私の周りにも、色々な親御さんがいました。本当に「全てを子供の為に!」みたいな方もいましたし、仕事や家事が最優先で、学校の行事にはほとんど参加しない、という方もいました。

ある方は子供の将来を考えて色々と調べたり、実践したりしてとても努力していました。学校を卒業し、しばらくしてからそのお子さんの進路を風の便りで聞きましたが「やっぱり明確な目標を立てて、それに向かって進んだ人はこうなるんだなぁ」と思ったものです。

また別の方ですが、こちらもすごく一生懸命でとにかく子供の事を大事に大事に思っていた方です。子供の思春期・反抗期と重なってしまったという事も原因のひとつだったかもしれませんが、あまりにも可愛がりすぎてしまった様でした。子供の方が親をうっとうしく思ってしまったのか、親からどんどん距離を取る様になり、親の言う事と反対の行動を取る様になったそうです。その子は学校も休みがちになってしまった、という事も聞きました。

どちらの親御さんも教育熱心で、子供の事を考え、子供の為に一生懸命育てたのですが、様々なケースがあるんだなぁとつくづく思いました。

忙しくて、なかなか子供の事に時間を取れない、という方もいるでしょう。私の知っている方でも、仕事が忙しく子供との時間が取れないという方もいましたが、その方のお子さんはうちの子と同じ歳ですが、自分のことは自分でやって当然、親の手伝いをしたり兄弟の面倒を見たりと、とてもたくましく大人びていました。

色々な捉え方があると思いますが、何が正解なのか?子育てに正解はあるのかないのか?なんとも難しいところです。

我が家の子育ては?

我が家の場合は?と言いますと自慢できるような事はほとんどありません。今になって「あの時、ああしていれば良かった」と後悔ばかりになってしまう事も多々ありますが、今さら嘆いてもしょうがありません。私自身、母として自分なりに一生懸命でした。周囲のお母さん方が、これがいいと言えば同じ様に教育教材を与えてみたり、習い事も周りの人がいいというものに通わせてみたり。そろばん、英語、サッカー、学習塾、とやらないよりはやった事で彼らの経験にはなった事でしょう。

しかし息子の言い分はこうです。「お兄ちゃんがサッカーやってたから、弟の俺も半強制的にサッカーやらされた。」「お母さんが行けっていうからそろばん塾に行ったんだ。」

実際にサッカーをした事で、運動能力も向上し、体も鍛えられました。そろばんを習ったおかげで計算力はついたし、学習塾に行ったからテストの点数も上がったのは事実です。でも私の失敗は、子供が自ら「これをやりたいからやらせてほしい!」という前に親の私が先に「これやってみたら?」と言ってしまった事かな、と思います。

同じ事をするのにも、自分から進んでやる場合と他者に勧められてやる場合とでは、その意気込みが違うという事にだいぶ後になって気づきました。

実際にうちの末っ子の3男は、兄と同じサッカーチームに入っていましたが、小学生の6年生になった時、自分の意思で「バスケットボールがしたい」とサッカーからバスケットボールに方向転換しました。

親の心配を知ってか知らずか、まさに「好きこそものの上手なれ」で大好きなバスケットボールに一生懸命取り組み、どんどん上達していきました。好きな事を生き生きとやっている息子の笑顔が、とても眩しく見えたのを今でもはっきり覚えています。

子育てをするあなたへ

今から子育てをする方や、今、まさに子育ての真っ最中という方は、今回紹介した私の失敗談を参考にしていただけたら嬉しく思います。

私の様に、親がなんでも先走ってしまうのはあまりよくないみたいです。私は「子供が困らない様に」と思って頼まれもしないのに、先にレールを敷いたり、答えを教えてしまっていました。しかしそれでは子供が自分で考えなくても済んでしまうのです。

子供の意思を尊重する事はとても大切な事だと思います。子供が自分で選んで失敗するかもしれませんが、その失敗は自分で選択した結果で、それを乗り越える力を子供は持っています。私はそれに気付くのがすこし遅くなってしまいました。

「子供は準備されたレールを進んでいく」その時だけは楽でいいなぁと思うでしょうが、後になって「自分はこうしたくなかったのに」「違う方がやりたかったのに」と思っても、過ぎてしまった時間は取り返す事ができません。

私は自分がしてきた失敗に気づいた時から、なるべく彼らの意思を尊重する様にしています。「自分はどうしたいのか?」と自分で選択していくのはとても大切な事です。

子供のうちから、なんでも親が先にしてあげてしまうと子供は自分の頭で考える事をやめてしまいます。たとえ親子でも自分は自分で、相手は相手、子供には子供の人生があります。

その人の選択権も当然子供本人のものです。子供の人生は親のものではありません。親がアドバイスするにしても、最後の決定権はその子供本人にあるのです。

子育ての最中は目まぐるしく時間が過ぎていくと思いますが、時間が掛かっても子供が選択するのを少しだけ待ってあげて欲しいなと思います。そのことが、後に大きな結果となって帰ってくるはずです。

子供って親が思っている以上に、たくましいものです。子供の力を信じて暖かく見守っていけたら、親も子も少しずつ成長していけるはずです。

今回は【育てたように子は育つ】って本当?我が家の子供達はどう育ったのか?というテーマで我が家の子育ての失敗談を紹介しながら、子育てについての私の考え方を紹介しました。

何かの参考になればとても嬉しいです。最後までご覧いただきどうもありがとうございました。それでは今日も良い1日を!

コメント

タイトルとURLをコピーしました