あなたは過干渉という言葉を知っていますか?
文字通り過度に干渉するという事ですが、親が「子供のために」「子供のことを思って」と子供に対してあまりにも干渉し過ぎると、よくない影響がたくさんあるということも知っているでしょうか?
私自身、3人の息子の母親として子育てしてきましたが、以前は少し過干渉な親だったと思います。
しかし、あまりにも近くで手を出し口を出しても、子供にはよくない影響があるということを知り、自分を見つめ直し、言動を変えた事でずいぶんと気持ちも楽になり、親子関係も以前より良好になったと思っています。
もしあなたが知らず知らずのうちに、過干渉な親になっているのであれば、今からでも自分を見つめ直す事で、将来がだいぶと変わってくると思います。
今回は【あなたは大丈夫?】過干渉な親の口癖3つと、よくある行動パターン5つを紹介というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、過干渉な親の口癖や行動パターン、そして過干渉な親にならないために大事な事について知る事ができます。
過干渉な親の口癖とは?
日々子供とともに生活していると、ついつい子供の言動が気になってしまいますよね。
家事や仕事や子育てで忙しいと、さらに心や時間にも余裕がなくなってしまい、子供がやるより先に手を出したり、口を出したりして「早く早く」と忙しなく行動してしまいがちです。
そのように、なんでも手を出し口を出してしまう過干渉な親の口癖には例えば以下のようなものがあります。
- あなたの為を思って言っている
- どうして親の言うこと事が聞けないの?
- だって心配だから仕方がないでしょう
「あなたの為を思って言っている」というのは実は子供のためではなく、自分の都合がいいように考えて言っている場合が多いです。
本当に子供の為を思って言うことは、子供も納得する事が多いでしょうが、子供が納得しないときによくこの「あなたの為を思って」という口癖が出てくるものです。
また親が自分の価値観や考えを押し付けようとする時に、子供が反発すると「どうして親の言う事が聞けないの?」と言うこともよくあります。
そしてさらに「だって心配だから仕方ないでしょう」と自分が無理やり子供の意思を曲げようとしていることを正当化する時などにも、このセリフで子供が望んでいないのに勝手に心配しようとします。
子供にしてみれば「別に心配してくれと頼んでいない」と思うことも本当によくあります。
過干渉な親の行動パターンとは?
それでは過干渉な親はどのような行動をするのか具体的に紹介します。
自分に当てはまることはないか確認してみましょう。
過干渉な親によくありがちな行動パターンには以下のようなものがあります。
- 子供が話を始める前に話し始める
- 子供の考えや意見を尊重しない
- 子供の好きなものを否定する
- 褒めずに問題点や課題ばかりを指摘する
- 勝手に人間関係を決める
子供が話をする前に話し始めたり、子供が話しているのを最後まで聞かないで自分の意見を言ったりしていませんか?
子供の意見や考えを尊重せず「お母さんはこう思うんだけど」と自分の考えを押し付けようとするのは過干渉な親がよくしがちなことです。
例えば学校の三者面談などで、先生が子供に聞いているのに、親が先に話し出してしまうという経験がある場合は、自分は過干渉かもしれないと反省したほうがいいかもしれませんね。
また子供が好きなものを否定するということも過干渉な親の特徴です。
子供が好きな漫画やゲームなどを「そんなものばかりに夢中になっていると時間のムダだ」と言ってみたり、子供が自分で選んだ服装について「そんな派手な格好して」「もっときちんとした服を着なさい」というように、子供の好きな事を否定するような発言をする事がよくあります。
そして問題ばかり指摘して褒めないというのも過干渉な親によくありがちな事です。
例えば子供がテストで90点を取っても「あと10点とれば満点だったのに」とか、部活動の試合で3位になっても「あそこでもう少し頑張っていれば優勝できたのに」と本来は褒められるところを褒めずに、なんでもネガティブに捉えて子供の頑張りを認めず、悪いところばかり指摘してしまいます。
それから過干渉な親は子供の人間関係を勝手に決めることさえあります。
「あの子はマナーがよくないから付き合ってはいけない」とか「あの子の家は荒っぽいという噂だから遊んではいけない」など、子供の友人関係にいろいろな理由をつけて制限してしまうのも過干渉な親がよくやりがちなことです。
過干渉な親にならないために大切な事
ここまで過干渉な親の口癖や行動パターンについて紹介してきました。
あなたは親として思い当たる事がありましたか?
もし自分が過干渉かもしれないと思ったら、少しずつでも行動や考え方を変えたほうがいいと思います。
過干渉な親にならないようにするには以下のような事が大切です。
- たとえ親子でもそれぞれ別の人間だという事を認識する
- 子供が自分から行動するのを待つ
- 子供の失敗を恐れない
- 子供の事だけに集中しすぎない
たとえ親子でもそれぞれ別の人間だということを認識する事が重要です。
子供は親の分身ではありません。
一人の人間として、親とは別の人生を歩んで行くという事を理解して互いに自立する事が大切です。
そのためには親が何でも先走ってやってあげるのはよくない事だと知り、子供が自分から行動するのを待つようにするべきです。
何かをして失敗するかもしれないと思うかもしれませんが、親は子供の失敗を恐れないようにする事が大切です。
今は成功して輝かしい経歴を持つ人でさえ、いろいろな失敗を繰り返し、それらの経験を活かして成長してきたはずです。
致命傷になるような時には親の助けも必要でしょうが、それ以外はいい経験だと思って見守る方が子供のためになる場合もあります。
そして互いに自立するためには、親は子供の事だけに集中しすぎないようにすることも大切です。
自分の世界が全て子供だけでは、子供が自立して自分の人生を歩み始めるのも許せないということになりかねません。
親も自分の趣味や勉強など、子供以外のことに目を向けて自分を見つめ直し、自分の人生を歩んでいく事が、お互いが良い関係でいられる秘訣にもなります。
まとめ
いかがでしたか?【あなたは大丈夫?】過干渉な親の口癖3つと、よくある行動パターン5つを紹介というテーマでお伝えしました。
過干渉な親の口癖には以下のようなものがあります。
- あなたの為を思って言っている
- どうして親の言うこと事が聞けないの?
- だって心配だから仕方がないでしょう
そして過干渉な親がしがちな行動パターンは以下のような事があります。
- 子供が話を始める前に話し始める
- 子供の考えや意見を尊重しない
- 子供の好きなものを否定する
- 褒めずに問題点や課題ばかりを指摘する
- 勝手に人間関係を決める
そして過干渉な親にならないために大切な事は以下の通りです。
- たとえ親子でもそれぞれ別の人間だという事を認識する
- 子供が自分から行動するのを待つ
- 子供の失敗を恐れない
- 子供の事だけに集中しすぎない
子供が日々成長していく姿をみると、親はとても嬉しく思い、たくさんの元気をもらいます。
しかしあまりに干渉しすぎたり、なんでも与えすぎてしまっては、子供の自立や成長を妨げるなどの弊害が出てきてしまいます。
たとえ親子でもそれぞれが自分の人生を歩んでいくという事を忘れず、親と子が程よい距離で接し、互いに相手を高め合って行けたらいいですね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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