同じ日本で生活していても、都会と田舎とでは、生活環境や考え方にまだまだに大きな差があるのではないかと思います。
私自身、決して都会とはいえない地方に住み、夫の親と同居しているいわゆる「長男の嫁」、そしてフルタイム勤務の会社員でもあり、更に3人の息子の母親としても過ごしてきました。
夫の親と同居をする嫁、兼業主婦、3人の息子の母として、この家で生活して早いもので四半世紀が過ぎましたが、同居してみて結婚前と違う習慣や、それぞれの家ごとに独自のルールがあるのだという事も知りました。
そして高齢者の割合が多い地方では、まだまだ昔の習慣や考え方が根強く残っている場合もあります。
今回は夫の親と田舎で同居の妻が【昔のようにやるのはちょっと難しい】と思う事5選というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、夫の親と田舎で同居する妻が日々の生活の中で「昔のようにやるのはちょっと難しい」と思うのはどんな時か?について知る事ができます。
これから結婚して夫の親との同居予定のある方や、長男の嫁の現実を知りたい方の参考になればと思います。
妻が「昔のようにやるのはちょっと難しい」と思う事5選
夫の親との同居生活を経験した事がない方には、信じられないと思う事もあるかもしれませんが、実際に私自身が体験した「昔のようにやるのはちょっと難しい」と思った事を紹介します。
色々ありすぎて全ては紹介しきれませんが、今回はとりあえず以下の5つを紹介します。
- 主婦が全て家事をやるのが当たり前だと思っている
- お盆やお正月の時、嫁は家政婦や女中扱い
- 廊下やフローリングは雑巾掛け
- 梅干しや漬物は家で作るのが当たり前
- 畑で野菜を作ること
まずは主婦が全て家事をやるのが当たり前だと思っているのは、ひと昔前の話だと思います。
女性の社会進出がまだそこまで盛んでなかった時代は、家で家事をする女性が一般的でしたが、今の時代は女性もフルタイムで働きに出るのが珍しくない時代になってきています。
仕事をしている時間は家事をする事ができませんので、その分家事にかけられる時間は短くなります。
それなのに、家事全般、子育て全般を主婦である妻に全て任せっきりというのは、現代社会の実態とは大きな差があるような気がします。
またお正月やお盆などの時は、みんなの休みが同時期の場合も多く、家族が家で過ごす時間も多くなります。
そのほかにも、同居しているとなおさら親戚が訪問してきたり、来客があったりと、色々な人が来る事が多いので、主婦である嫁は掃除や食事などの準備に大忙しです。
お客さんのために、大量の料理を作ったり、お茶菓子、漬物、煮物とテーブルいっぱいに色々並べてもてなすのがいいと思っているようですが、嫁にしてみれば「そこまで必要?」と思ってしまう事もあります。
あまりに忙し過ぎて、嫁は家政婦や旅館の女中さんのように、あっちへ行ったりこっちへきたりと休む暇なく動き回っている事も珍しくありません。
そして昔ながらのハタキをかけ、ホウキではいて、雑巾掛けをするような掃除をしている姑に対し、嫁はお掃除ロボットやフローリングワイパーなど便利家電を使いたいのですが、「そんなものでキレイになるはずがない」と信じ切っている姑にはわかってもらえないという事もよくあります。
また田舎では梅干しや漬物などは買ってくるものではなく家で作るものだ、と思っているのも少し昔の話のような気がします。
梅を収穫してきて、塩漬けしたり、天日干ししたり、手間暇かけて梅干しを作るのは、忙しい主婦にやれと言っても、なかなかできないなものです。
たくわんや漬物なども、大根を干したり、ぬかにつけたりしてだいぶ手間がかかるように思います。
家事に時間を掛けられれば、そこまで負担に思わないかもしれませんが、子育てや家事だけでかなり忙しい主婦にとっては、なんでも手作りというのは「昔のようにやるのはちょっと難しい」と思ってしまいます。
また家に畑があり、野菜を育てていると、畑を耕したり、タネを巻いたり、雑草を取り除いたりと意外と大変ですし時間もかかります。
趣味でやるとか、運動不足解消の為というように、自分から好んでやるのはいいと思いますが「昔からやっていたからやらなければならない」とやらされているように感じていると負担でしかありません。
これから夫の親と同居予定の人はここに注意!
ここまで紹介してきたように、夫の親との同居では昔からの考え方や方法を今も引き継いでやっている場合が多く、仕事や子育てで忙しい嫁である妻にとっては、手間のかかることより、もっと効率的にやりたい、とか時短したいと思う人が多いと思います。
しかし夫の両親と一緒に暮らしていると、勝手なことはできなかったり、相手の価値観を押し付けられる事もありストレスがも多くなってしまいます。
地方は高齢者の割合も多く、多数決では若者の考え方はまだまだ取り入れづらいというのが現状です。
そのため相手の考えを変えようと思うより、自分の考え方や対応の仕方を変える方が簡単です。
これから夫の親と同居予定の人は以下のことに注意した方がいいと思います。
- 同居するメリットは何なのか今一度考える
- 同居するとしても、ひとりで頑張り過ぎない
- 自分の考えをはっきり言う事が大切
まだ同居する事が確定していないのなら、同居するのにはどんなメリットがあるかよく考えてみましょう。
それまで別々の生活をしてきた人たちが、同じ家で一緒に生活するという事はとても大きな変化です。
「まあ、どうにかなるだろう」という甘い考えでは、実際に同居してから後悔することにもなりかねません。
好きな相手との結婚ですが、その親も好きになれるかどうかはまた別の話です。
思いつきで行動するのではなく、じっくり考え、メリットやデメリットを比較してから同居するかどうかを決めてもいいのではないかと思います。
また実際に同居することになっても、ひとりでなんでも抱え込まないようにするのが大切です。
初めは夫や夫の親によく見られたいなどの理由から、なんでも自分の最大限まで頑張ってしまうかもしれませんが、長い期間同じように頑張り続けるのはとても大変ですし、しだいに負担に思ってしまいます。
少し余裕のあるくらいの方が、長続きする事が多いので、ゆとりを持って生活する事を心掛けましょう。
それから、自分の考え方をはっきり伝える事も必要です。
自分は「言わなくてもわかるだろう」と思っていても、相手には伝わっていない事も意外に多いです。
初めから遠慮していると、それが当たり前になってしまいますが、必要な時は自分の考え方をしっかり伝える事で相手も気付いたり、分かってくれる場合もあります。
まとめ
今回は、夫の親と田舎で同居の妻が【昔のようにやるのはちょっと難しい】と思う事5選 というテーマでお伝えしました。
夫の親と田舎で同居する妻が「昔のようにやるのはちょっと難しい」と思う事は以下のような事です。
- 主婦が全て家事をやるのが当たり前だと思っている
- お盆やお正月の時、嫁は家政婦や女中扱い
- 廊下やフローリングは雑巾掛け
- 梅干しや漬物は家で作るのが当たり前
- 畑で野菜を作ること
そして同居する場合に注意した方がいいと思うのは以下の事です。
- 同居するメリットは何なのか今一度考える
- 同居するとしても、ひとりで頑張り過ぎない
- 自分の考えをはっきり言う事が大切
夫の親との同居は大変だとよく言われますが、実際に大変な事が多いのは事実です。
しかし大変だと嘆いてばかりでは、何も変わりません。
相手を変えるのは無理でも、自分は変えられます。
自分をしっかりと見つめ直し、将来いい人生だなと思える方を選択する事で、日々の感じ方も変わってくるのではないかと思います。
少し考え方を変えるだけで、今日がいい日だと思えるかもしれませんね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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