我が家の次男が1歳になって間もなく「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」という皮膚の感染症に罹り入院した事がありました。
まだつかまり立ちをしはじめたばかりの次男が入院という事で、戸惑いながらも2週間ほど付き添って病室で寝泊まりしました。
今回はその時の状況を思い出しながら【元気は宝物】1歳になったばかりの次男が突然の入院をして感じた事というテーマで紹介します。
1歳になったばかりの次男が入院という事で、その時の状況、自分がとった行動などをあらためて振り返ってみたいと思います。
突然の入院
次男が1歳と1ヶ月を過ぎた頃の事です。
体調を崩してしまい、掛かり付けの小児科へ診察を受けにいきました。
いつもは元気な息子が食欲もなく、少々熱があったので「風邪をひいたのかな」という感じで診察しました。
いざ診察を受けると小児科の先生の様子が、いつもの穏やかな顔ではなく、少しこわばっていた感じで私は何か嫌な予感がしました。
赤ちゃんだった次男を抱っこして椅子に座り、聴診器を当ててもらった後、先生が息子の顔やお腹を触ってみて少し考えるようにしていました。
それから静かに「紹介状を書くので、すぐ総合病院へ行って診察してもらってください。」とおっしゃいました。
「これは、ただ事ではない…」と思った私は慌てて総合病院へ車を走らせました。
総合病院での診察の結果「即入院」という事になり、まだ1歳になったばかりの次男が入院することになってしまったのです。
病名はそれまで聞いた事がないもだった
診察して検査をした結果、次男は「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひふしょうこうぐん)という皮膚の感染症という事でした。
なんとも長い病名ですが、何度も何度も繰り返し言ったり、色々と調べたりしているうちに、あれから20年以上過ぎた今でもその長い病名は忘れずに頭の中に残っています。
診察していただいた先生のお話によると、それは「黄色ブドウ球菌という細菌から出る毒素が原因で顔から全身の皮膚に水ぶくれを起こす。また火傷(やけど)の様に痛みも伴って皮膚が剥離する。0歳から3歳児の乳幼児に発症する事が比較的多い感染症で、入院して点滴による抗菌薬で治療する。」という事でした。
その説明を聞き一瞬頭が真っ白になりましたが、気を取り直して「とにかく入院の準備をしなければ・・・」と気持ちを切り替えなければなりませんでした。
母は強し・・・
「何をどうしていいんだかよく分からない」というのが本心でしたが、そんな事を言っている暇はありません。
入院となるといろいろな準備をしなければならないのです。
とにかく主人に連絡をとって「入院する事になったからその準備をしなければならない」と伝え、あとは「分からないことは誰かに聞けばいい・・・」という感じで「息子が病院で待っているからはやく行かなくては・・・」という思いばかりで、急いで入院の準備をしました。
気付けば私は病室にいる息子のところに来ていて、一緒に入院生活をするベッドの横であれこれと書類を書いたり、入院準備をして動き回っていました。
まさに「母は強し」です。
「子供の為ならいろいろな困難にも立ち向かっていける…」という事を思っていた様な気がします。
次男の入院生活
入院中は点滴による抗菌薬の投与という事なので、1歳の次男の小さい体には点滴のチューブが繋がれていました。
その頃の次男は、まだつかまり立ちをするくらいで歩くのははもう少し先、というところだったので、ベッドの上で立ち上がったりするくらいでした。
まだ歩き回るという事はなかったのですが、やはり起きている間は目が離せませんでした。
お昼寝しているところを見計らって、買い物に行ったりトイレに行ったり、時には主人が付き添いを交代してくれた事もありましたので、その間に用事を済ませたりという感じで付き添い生活を過ごしました。
今回は早めにお医者さんに診てもらって入院し、治療をして頂いたおかげで、入院後は順調に回復しました。
まだ赤ん坊の息子がこのような急性の感染症で全身の皮膚がむけてしまうところを見るのは、本当に痛々しくて、可哀想で仕方がなかったです。
はやく良くなるように…とそればかりを願って過ごしました。
「病気になってみて、あらためて健康のありがたさを知る」という事を実感した息子の入院でした。
日頃は子供達があまりにパワフルすぎて「もう少し静かにしなさい!」と言ったりした事が何度もありますが、今回の事で「元気なのが何より大切!」とあらためて思いました。
日々元気に過ごしている子供たちに大人たちも元気をもらっています。
子供は本当に「元気が一番」ですよね。
今回は【元気は宝物】1歳になったばかりの次男が突然の入院をして感じた事をテーマにお伝えしました。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
コメント