あなたは子供の事を心配するあまり、あれこれと口を出しすぎていませんか?
ほとんどの親は子供の幸せを願い、子供の為になる事はできるだけしてあげたい、と思っている事でしょう。
しかし「子供の為に…」とか「子供をきちんと育てなければ…」と思って、繰り返し何度も言っている言葉が、実は子供を精神的に追い詰めているとしたら…?
今回は【むしろ逆効果かも】心配しすぎて口うるさい親になっていませんか?という内容でお伝えします。
この記事を読むと、親が口うるさく言う事が、むしろ逆効果な理由や親が心掛けたい事について知る事ができます。
心配しすぎて口うるさい親になってませんか?
子供が成長するにつれて、親も成長していくべきだという事は、知っているつもりでもなかなか実行できていないという方もいるのではないでしょうか?
子供は自分で考えて実際にやってみる事で、色々と経験しながら日々過ごしていきます。
たとえ失敗しても、その失敗を繰り返さない為にはどうしたらいいか?を考え、試行錯誤しながら成長しています。
しかし「子供をしっかり育てなければ」という思いが強すぎて、熱心に子育てしようという親ほど、教育やしつけに関して、子供にあれこれと何度も口うるさく繰り返して言ってしまうという事も少なくありません。
例えば以下の様なことを繰り返し言っていないか?親として振り返ってみる事が大切です。
- 命令や指示をする言葉
- プレッシャーを与える言葉
- 相手に強要する言葉
- 相手の気持ちを否定する様な言葉
命令や指示をする言葉とは、例えば「早く着替えなさい」「先に宿題をしてしまいなさい」という様なもので、親は「遅刻させてはいけない」「忘れ物があってはいけない」という思いで、次から次へと子供に指示や命令をしてしまいます。
またプレッシャーを与える様な言葉としては「失敗しない様に気をつけてね」「最後までしっかりやりなさい」という様なもので、親としては完成度を高くさせようという思いがあって言う事が多い様です。
そして相手に強要する言葉というのは「朝起きたら、まずあいさつでしょ?」「人に何かしてもらったら『ありがとう』だよね?」という様に、挨拶や感謝を強要する様なものです。
親は「挨拶や感謝の気持ちをきちんと言える子供にしなければ」という気持ちが強くてそのように言う事があります。
それから相手の気持ちを否定する様な言葉も、口うるさい親がつい言ってしまいがちです。
「これくらいのことで泣かないの」とか「悔しがっても仕方ないでしょ」という様な言葉は、子供の感情を否定することにもなってしまいます。
以上のような言葉を無意識に子供に言ってしまっているとしたら、親として、それが本当に子供の為なのかをよく考える必要があると思います。
口うるさく言うのはむしろ逆効果
先ほどあげたような言葉をつい子供に言ってしまっているとしたら、それはかえって逆効果かもしれません。
口うるさく言うのが、むしろ逆効果な理由は、以下のとおりです。
- 子供が自分で考えることをやめてしまう
- 感謝や謝る気持ちが育まれなくなる
- 追い詰められて、取り組むことができなくなる
- 親に否定され続けると親子の間に溝ができてしまう
親がなんでも指示や命令ばかりしていると、子供は自分で考える事をやめてしまいます。
親の言うとおりやっていれば、失敗しないで済んだり、苦労しなくて済むとなれば、子供だってそのほうが楽ですよね。
しかしそれでは、子供が自分ひとりで考えて行動する力が養われません。
その結果、大人になっても自分の事は自分で決められない、自分の事なのにどうしていいか分からない、という事になってしまいます。
また親に言われて挨拶や感謝の気持ちを言っている場合には、自分が本当に感謝した時などに、逆に気持ちが萎縮して言えないという事もあるようです。
子供に親の価値観を強要しても、子供がそう思っていないなら、むしろその挨拶や感謝の言葉は偽りの言葉だとさえ感じるでしょう。
そして完成度を高くさせようとするような言葉は、子供にしてみれば「しっかりやって、結果を出さなければならない」というプレッシャーになってしまいます。
子供は追い詰められるような気持ちになってしまい、取り組めなくなってしまうという事にもなりかねません。
それから子供の感情を否定する様な言葉は、親からすれば、子供に強くなって欲しいとか、慰めてあげたいという気持ちから出るのかもしれませんが、子供は自分の感情を否定されたと感じる事があります。
子供が「親は自分の事を分かってくれない」と思ってしまうと、親子の間に溝ができてしまう場合もあります。
口うるさい親が心掛けたい事
それでは、口うるさい親が気をつけたい事は、どんな事でしょう?
親が言った事が、子供にはかえって逆効果なのは、親が以下のように考えている場合が多いようです。
- 自分は熱心に子供の事を考えているいい親だ
- 自分は子供が困らないように常に気を配っている
- 子供が失敗したら可哀想だから、自分が教えてあげなければならない
しかし「子供の為」と親が思っていても、実は「親が自分を納得させる為」「自分が良い親だと周囲にアピールしたい為」という事もあります。
自分が口うるさい親かもしれないと思う方は、必要以上に何度も繰り返し同じ事を言っていないか、本当に子供の為になるのか、しっかり考えることが重要です。
自分が口うるさい親だと思う方は、以下の事を心がけてみましょう。
- 子供が自分で考えることを優先する
- なんでも親が先走って口や手を出さない様に気をつける
- 自分の為でなく、子供の為に必要な言葉なのかを考える
親も日々忙しく過ごしていると、つい子供がやる前に色々と手を出し、口を出してしまいますが、それでは子供がじっくり考える時間がありません。
子供の事を第一に考えるなら、子供が自分で考えるのを優先するのが大切です。
子供の頃から自分自身でじっくり考えてみる事は、大人になってきっと役に立ちます。
親が子供の目線で、子供の立場になって考え、感情的にならず、冷静に構える事がとても重要です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は【むしろ逆効果かも】心配しすぎて口うるさい親になっていませんか?と言うテーマでお伝えしました。
「自分は口うるさい親かもしれない」と思う方は、以下の様な言葉を繰り返し言っていないでしょうか?
- 命令や指示をする言葉
- プレッシャーを与える言葉
- 相手に強要する言葉
- 相手の気持ちを否定する様な言葉
その様な言葉を繰り返し言っていると、以下のように逆効果な場合もあります。
- 子供が自分で考えることをやめてしまう
- 感謝や謝る気持ちが育まれなくなる
- 追い詰められて、取り組むことができなくなる
- 親に否定され続けると親子の間に溝ができてしまう
口うるさく親がいうのは、親が以下の様に思っている場合がよくあります。
- 自分は熱心に子供の事を考えているいい親だ
- 自分は子供が困らないように常に気を配っている
- 子供が失敗したら可哀想だから、自分が教えてあげなければならない
自分が口うるさい親だと思う方は、以下のことを心掛けてみましょう。
- 子供が自分で考えることを優先する
- なんでも親が先走って口や手を出さない様に気をつける
- 自分の為でなく、子供の為に必要な言葉なのかを考える
子供は親が思っている以上に、大人の気持ちを読み取る力があります。
親が本当に自分のことを思って言ってくれているならば、素直に受け止めてくれる事でしょう。
親は、自分だけの為でなく、子供の為になるかどうかをよく考えて、将来子供が「あの時、親があのように言ってくれたおかげで今の自分がある」と思ってくれる様な言葉を掛けたいものです。
親として、自分が子供の心にどれだけ寄り添っているかを考えながら過ごせたらいいですね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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