子育て中は何かと忙しく、慌ただしく過ごす日々の生活の中では、子育てが思い通りにいかずにイライラしたり、時間に追われていつも忙しい思いをしてしまう事が多いものです。
子供と過ごす日常が当たり前の事だと思っていると、子供が日々元気に過ごしている事も当たり前だと感じてしまいがちです。
しかし時には気持ちを落ち着けて、自分自身を見つめ直してみたり、子供が元気で過ごしている事に目を向けてみて下さい。
もし子供が怪我をしたり、体調を崩してしまったとしたら「とにかく元気でいてくれれば、それだけで充分」と思う親が大半なのではないでしょうか?
今回は、子供に真っ先に伝えたい事【あなたはここにいるだけで価値がある!】というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、日々の生活が当たり前だと思う親の言動にありがちな事、子供の存在が有難いものだと気付く自己肯定感を育むコツについて知る事ができます。
日々の生活を当たり前だと思っていると…
子供と過ごす日常が当たり前の事だと思っていると、子供が日々元気に過ごしている事も当たり前だと感じてしまいがちです。
しかし例えば子供が怪我をしたり、体調を崩してしまった時には「とにかく元気でいてくれれば、それだけで充分」と思う親が大半なのではないでしょうか?
ありふれた毎日に慣れすぎてしまうと、目の前にある有難さを見失いがちになってしまう事がよくあるものです。
当たり前の日常に慣れすぎてしまい、例えば次のような状態になっていませんか?
- 子供への要求がどんどん多くなる
- 現状に満足できない
- 子供の頑張りを認められない
まず子供への要求がどんどん多くなるといった事はありませんか?
子供がいつも通りに生活をしている事への喜びや感動する気持ちを忘れ、それどころか「もっと勉強ができるように」「もっとスポーツが上達するように」と、どんどんハードルを高くしてしまっている親が多いようです。
子供は日々成長していて、以前はできなかった事がどんどんできるようになって今に至っているのです。
幼い頃はよちよち歩きだったのが、徐々にしっかりと歩けるようになり、そして走る事もできるようになったり、やっとひらがなを覚えたと思っていた数年前に比べ、今は漢字やアルファベットまで書けるようになっていたり、と子供の成長は本当に素晴らしいものです。
それなのに、ここまで出来るようになった事には目を向けず、親が「もっと、もっと」と、どんどん上ばかり目指すような言動をとってしまうと、子供としては報われないような気持ちになってしまう事もよくあります。
また現状に満足できないという事も親にはよくありがちです。
例えば子供がテストで80点取ってきても「あと20点取れば満点だったのに」と現状の80点は合格点なのに、できた方よりもできなかった方に注目してしまう事がよくあります。
高い目標を持つのは大切な事ですが、合格点をとっていても親に満足してもらえないと、子供は「こんなもんじゃダメなんだ」「全て完璧にしないといけないんだ」と自分の頑張りを否定的に感じてしまい、自信をなくしてしまう場合もあります。
そして子供の頑張りを認められないという事も、日頃の当たり前に慣れてしまった親によくある事です。
時には頑張っても結果が伴わないという事があるものですが、結果ばかりに目が行き、そこまで頑張った過程を認めてもらえないと、子供は自分自身を否定してしまうようになります。
例えば頑張って練習しても、レギュラーに選ばれなかった時に「レギュラーに選ばれなくてガッカリだ」とか「どうしてもっと頑張れなかったの?」と親が子供の頑張りを認めないような事を言っていませんか?
ただでさえレギュラーから外れて落ち込んでいるのに、親にまで否定的な言い方をされてしまっては、子供は更に落ち込んでしまいます。
親の何気ない一言が、子供にとっては、どん底に突き落とされたかのようなショックに陥る事も少なくありません。
子供の自己肯定感を育むには?
子供に囲まれて過ごす日々は、子育てが終わった頃にはとても貴重な日々だと感じるものです。
子育て中は、毎日あまりにも忙しすぎて、時間にも気持ちにも余裕がなく、疲れやストレスと闘いながら過ごしている人も多いのではないでしょうか?
しかしそんな時こそ、ゆっくり立ち止まって考えてみましょう。
子供が今まで成長してきた事を嬉しいと思えるようになるには、日々の積み重ねに気付く事が大切です。
ひとつひとつを見れば小さな事かもしれませんが、それらを積み重ねてきたおかげで今があります。
親子が互いに尊重し合い、自分の存在が貴重なものであると気付く事から、自分自身の貴重な存在を認める気持ちとなる「自己肯定感」が育まれます。
この自己肯定感を心の中でしっかり育む事が、人生の幸福度にも大きく関係してきます。
子供の自己肯定感を育むポイントは以下のようなものがあります。
- いつもの当たり前を認める
- 子供の感情を受け止める
- スキンシップを意識して行う
- 「ありがとう」と感謝の言葉を伝える
まずいつもの当たり前を認めるようにしてみましょう。
毎日過ごしている日常は、同じようでもその日によって違うものです。
親から見れば当たり前にやっているように見える事も、子供にしてみれば常に懸命にやっている事なのかもしれません。
たとえ些細な事でも「いつもよく頑張っていてえらいね」「毎日とても助かっているよ」と子供に声がけをしてみる事で、子供は自分のことを認めてもらえていると思い、安心できるようになります。
そして子供の感情を受け止めるという事がとても大切です。
子供が悲しがったり、悔しがったりしている時は、「そんな事で泣かないの!」とか「そんなに悔しがってもどうにもならないよ」というように子供を突き放すような言い方をすると、子供は親に自分の気持ちを分かってもらえないと思ってしまいます。
「悲しいよね」「悔しいんだね」と子供の気持ちを一旦受け止めるようにしてみましょう。
子供は自分の気持ちを受け止めてもらえたと感じ、少しは気が楽になる事でしょう。
それからスキンシップを意識して行うようにする事で、子供の心の安心につながります。
手を繋いだり、抱っこしたり、頭やほっぺを撫でてあげるというようなスキンシップは、親子の絆が深まり、安心感を与えてくれるもので、互いに相手を大切だと思う気持ちが更に強くなっていきます。
また「ありがとう」と感謝の言葉を伝える事も自己肯定感を育むのには大切な事です。
子供が何か手伝ってくれた時、兄弟姉妹に優しくしてくれた時には、忘れずに「ありがとう」と言葉で伝えましょう。
「親に自分の事を認めてもらえた」とか「親に喜んでもらえている」と思うと、やはり子供は嬉しく感じるものです。
親にもっとありがとうと言ってもらおうと、お手伝いも張り切ってやってくれるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、子供に真っ先に伝えたい事【あなたはここにいるだけで価値がある!】というテーマでお伝えしました。
ありふれた毎日に慣れてしまった親が、子供にしてしまいがちなのは、例えば以下のような事です。
- 子供への要求がどんどん多くなる
- 現状に満足できない
- 子供の頑張りを認められない
そして、子供に自分の存在価値の大切さを伝えるには次のような方法があります。
- いつもの当たり前を認める
- 子供の感情を受け止める
- スキンシップを意識して行う
- 「ありがとう」と感謝の言葉を伝える
子供と過ごす時間はいつまでも続くものではなく、子供が親元を離れていく日もいつかやってきます。
子供と過ごせる貴重な時間を大切に過ごすために、親も時には自分の時間を作ってリフレッシュしたり、自分自身を見直す機会を作りながら過ごしていきたいものです。
子供の存在はとてもありがたいもので、その事を時々深く考えてみる事が大切です。
自分の周りにある小さな幸せを見失わないよう心に余裕を持って過ごしていけたらいいですね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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