社会人になり、会社で仕事をするのに、誰とも関わらずに過ごすのは、ほぼ不可能です。
職場には上司や部下がいて、同僚がいて、取引先とのやりとりやお客様からの問い合わせもあります。
つまり仕事をしていれば色々な人と関わる事になります。
そんな中で人間関係がうまくいかず、時には悩んでしまったりストレスを抱えたりする事もあります。
仕事は好きだけど、人間関係がうまくいかず転職を考えている…という人もいるかもしれません。
それだけ人間関係というのは仕事をする上で、とても重要なポイントです。
今回は、会社員として、中小企業に長く勤務して来た私自身の体験をもとに【会社員の悩み】職場の人間関係に疲れた時にまずやるべきことは?というテーマでお伝えしていきます。
年齢、職種、性別、立場によって色々な場合があると思いますので、この記事が役に立たない方もいるかもしれません。
そういう時は「とある兼業主婦の会社での人間関係改善方法」という感じで、参考程度にご覧頂けたら幸いです。
なぜ人間関係がうまくいかないのか?
十人十色と言いますが、人はそれぞれ個性があり、誰一人として同じ人はいません。
まずはこの事実を認識しておく事が大事だと思います。
会社に限らず、個性の違いがある人々が同じ場所で何かをすれば、全てが同じ考えにならないのは当たり前です。
上司と部下、同僚など立場の違いもありますし、年齢や勤続年数もさまざまです。
その色々な個性や人それぞれの状態によって、同じ事でも感じ方、考え方が違います。
その違いに気づかず、自分が正しいと思った事をとにかく通そうとしたり、相手の話も聞かず一方的に物事を進めようとすると、相手も対抗してきたり、話を聞かなかったり、諦めてその場から撤退してしまったり、という事になってしまうでしょう。
逆にその価値観の違いにうまく対応できれば、人間関係での悩みも少しは減少するのではないかな…と最近はつくづく思います。
人間関係に疲れた時にまずやるべきことは?
以前の私は自分の考えを通そうと、相手と意見が食い違ったり、衝突したりした事もあります。
しかし一方的に自分の意見ばかりを押し付けようとしても、なかなかうまくいかないという事が、長いこと会社員をしてき他という経験から実感する事ができました。
いくら自分が正しいと思っていても、相手がそう思っていない時もあります。
お互いに自分の意見を通そうとしても、なかなか折り合いがつかず、話が平行線を辿るばかりの時は本当に心身ともに疲れますよね。
そのように人間関係に疲れた時にまずやるべき事は、たとえ少しでも相手の話を聞く事です。
いくら相手が間違っていると思っていても、突っぱねてばかりでは話が進みません。
一旦は相手の話に耳を傾けてみる事で、相手の気持ちを少し穏やかにできる場合もあります。
話を聞く時は、反論する様な言葉は使わずなるべく静かに聞く方がいいです。
話のあげ足をとる様な態度では、逆効果です。
「あなたの話を聞きましょう」という姿勢が大切だと思います。
人間関係で疲れた時の解決策は?
会社での人間関係は、仕事をしていく上で、とても重要なポイントです。
人間関係がうまくいっていれば、活気に満ちてやる気も出てくるという事もあると思います。
しかし人間関係がうまくいっていないと、仕事にも身が入らず、悩みやストレスが増えていく様な感じがします。
人間関係で疲れた時の解決策として次の様な事が挙げられます。
- 家族や同僚など身近な人に相談してみる
- 自分自身が考え方を変えてみる
- 公正な第三者や会社の総務部などに相談する
- 思い切って、転職活動をしてみる
家族や同僚など身近な人に相談してみるのも一つの手です。
ひとりで悩んでしまうと、感情的になってしまって、冷静な判断ができないといった事になりかねません。
家族や仲のよい同僚など、身近な人に相談してみると、意外な解決策が見つかるかもしれません。
自分ひとりで悩んでいる時は何もかも悪い方向にばかり考えてしまいがちです。
身近な人に話をしてみると、抱え込んでいた思いが少し軽くなったり、ストレスが軽減されたりという事があります。
身近な同僚に悩みを話してみたら「私も同じ様なことで悩んだよ」と解決策を教えてもらい、悩んでいたのは自分だけじゃないんだ!と気持ちが軽くなった事もあります。
また人間関係に疲れた時の解決策として、自分自身が考え方を変えてみるという事も効果があります。
他人は他人、自分は自分というふうに、自分とは別の人間なのだから考え方や価値観が違って当然だという事を認識しておく事が大切です。
人間関係がうまくいかずストレスが溜まってくると「もうあの人とは一緒に仕事したくない」と思ってしまう事もあるかもしれません。
しかしそれは、相手と自分の価値観が合わない事が原因なのかもしれません。
仕事では、価値観の違う人と付き合わなければならない事もあります。
自分と価値観の違う人と付き合うのはとても疲れてしまいますよね。
でもそれも一つの経験だと思って、価値観の合わないのを無理に合わせようとしても疲れてしまうので、時には「価値観が違うのだから考え方も違って当然」と割り切ってしまう事も必要になってきます。
対立するという事ではなく、必要以上に相手に気を使わず、自分がやるべき事に集中して取り組んでみましょう。
距離を取って、少し遠くから見てみると、近すぎて見えなかった事が見えてくる時もあります。
そして公正な第三者や会社の総務部などに相談するという方法もあります。
あまりにひどい嫌がらせや批判をされたり、どうしても人間関係で我慢ができない時は、社内の総務部などに相談してみるのもいいと思います。
パワハラにやモラハラの様なケースは、事態が悪化する前に、一刻も早く相談した方がいいと思います。
部署を変えてもらえたり、仕事内容を考えてくれたり、人間関係の悩みが減少する様な対応をしてくれる可能性もあります。
しかし、身近な人に相談したり、自分の考え方を変えてみても事態が良くならない場合もあります。
そんな時は、思い切って転職を考えるというのも一つの方法です。
転職をするというととても大変な様な気がしますが「転職を考える」というのなら実際に転職をする前の段階です。
とりあえず考えるだけなら実際のリスクはありませんね
もし転職を考えるとしたら?
どんな方法を試してみても、どうしても今の会社ではガマンができない場合は、思い切って転職を考えてみるというのも一つの方法です。
転職を考える上では、まずはなぜ辞めたいのか?をじっくり考えてみる事が必要です。
もしかしたら人間関係以外にも辞めたい理由があるかもしれません。
それらの問題も併せて考えてみる事が大切です。
どんな事がしたいのか?どんな職種が自分に合っているのか?給与はどうなるのか?など色々な面から考えてみる事が大切です。
今の会社を辞めたからといって、すべてが解決するとは限りません。
辞めたい原因と、その解決の為には?という事を考えていくことで、転職のビジョンも見えてくると思います。
そして、じっくり考えた末、最終的に転職する事になった場合には、今の職場に迷惑をかける様な事をしてはいけません。
必ず「円満退社で!」という事が大切です。
とても忙しい時期に突然退社したり、引き継ぎをしなかったり、中途半端な状態でその場を去ってしまったりすれば、本人も残された人も、とても後味が悪い思いをします。
その想いは後々もずっと残るものです。
自分がしていた仕事を引き継ぐのに、後に残された人が困らない様な準備はしておくべきです。
「どうせ辞めるんだからどう思われたっていいや」という考えはよくありません。
たとえ短期間だったとしても、それまで色々とお世話になった会社に迷惑をかけて終わるというのは、ひとつもいい事はありません。
もしかすると次の職場にもその情報が伝わるかもしれません。
全く異なる業界に就職したとしても、その可能性はゼロではないという事です。
社会人として、円満退社するのは当然な事です。
「飛ぶ鳥、跡を濁さず」
立ち去る者は、見苦しくない様にきれいに始末をしていくという事を心に留め、引き際は美しく立ち去り、次の段階に進むのがいいと思います。
以上、今回は【会社員の悩み】職場の人間関係に疲れた時に、まずやるべき事は? というテーマでお伝えしました。
自分の状況に合った方法で、疲れた心と体を癒やして次のステップに進めるといいですね。
最後までご覧いただきどうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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