今回は、我が家の週末農業の続編です。
先週はじゃがいもを植える為の、土作りをしました。
単に土に種を蒔くだけでなく「野菜づくりは土づくり」と言われるように土づくりはとても大事な過程であるという事を知り野菜作りって奥が深いんだなぁ・・・と思っています。
農作業って楽しいかもしれない・・・と思いはじめてきた自分に気づきました。
先週は畑を冬の状態から目覚めさせ、固い土を掘り起こして土に空気を含ませて、畑が濃い土色になったところでした。
土に肥料を混ぜ込む
先週、土を掘り起こした後、主人が苦土石灰(くどせっかい)というものを土に混ぜておいたそうです。
苦土石灰というのは土を改良する為の肥料だそうで、野菜が育つために必要なんだという事です。
苦土とはマグネシウムの事で石灰はカルシウムの事と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
雨で土から流されやすいこの2つを肥料として混ぜると、酸性になっていた土が中和されてよい土になるという事で「土も生きているんだなぁ」と思いました。
苦土石灰を混ぜて馴染むまで少し時間がかかるので、先週のうちに混ぜておいたそうです。
何度も何度も土を肥料と混ぜていくのは本当に大変だと思いました。
耕運機がなければ手作業でやらなければならないので、かなり時間が掛かりそうです。
我が家はその耕運機でガラガラガラガラと出来るのでとても助かっています。
野菜を作る前に与える肥料の事を「元肥(もとごえ)」といいます。
肥料を施すという事で「施肥(せひ)」ともいうそうです。
苦土石灰を土と混ぜてから1週間が過ぎ、その土に今度は元肥を均等にまいて、さらに耕運機で土と混ぜます。
肥料にも色々役割があって、先ほどの土を改良する為の「苦土石灰」、野菜が育つ為に直接必要な肥料がこの「元肥」だそうで、単に肥料といってもさまざまな働きがある事を知りました。
人間が生きていく為に、色々な栄養が必要なのと同じで、野菜が育つ為にも色々な養分が必要だという事を知りました。
それらを肥料として与えてあげないと野菜もうまく育ちません。
野菜が健全に育つ為には、特に「チッソ、リンサン、カリ」という無機物の養分が必要でそれらの配合も野菜の性質によって違うという事で、ますます農作業の奥の深さを感じました。
今回はじゃがいも用と表示している元肥を使用しました。
いよいよタネイモの出番
ここまでかなりの時間と手間をかけて、土を耕し、肥料を与えてきました。
「じゃがいもを植える」という事で、ようやくじゃがいもの「タネイモ」が登場です。
タネイモとはその字の通り、ジャガイモのタネとなるもので園芸店、ホームセンターなどで購入できます。
そのタネイモを芽が出ている分を見ながら切ります。
形が整っていて芽の大きくないものが良いタネイモだそうです。
逆に形がイビツだったり芽が長くなっているものはあまり良くないという事です。
芽が出ている部分を慎重に見ながらタネイモを切っていきました。
植え溝を掘り、タネイモを植える
土をよく耕して水はけをよくしたら、じゃがいもを植えるための「植え溝」を掘ります。
そこに先ほど切っておいたタネイモを植えます。
約30センチ間隔で切り口を下にして並べ、土をかけます。
約10センチの厚さに土をかけますが、この時北側を高くすると、タネイモに日光が良く当たり生育が良くなるそうです。
このタネイモを植えて土をかける作業は、機械を使えませんので手作業でやりました。
8列ほどの畑ですが、これだけでも中腰での作業に腰が痛くなり、休み休みやりました。
主人も私も「あー腰が痛い」と言いながら、慣れない農作業にかなり苦戦しました。
なんとかタネイモを植え終わった時は「あー疲れた。お疲れ様でした。」と疲れはしましたが、とても清々しい気持ちでした。
使った耕運機などの道具を片付けて、その日の作業は無事終了です。
じゃがいもを植え終わった畑を見渡し、心地よい疲れと達成感を味わいました。
芽が出るのがとても楽しみです。
体は疲れましたが、心はとても充実感があり農作業の楽しさを実感した休日となりました。
以上、今回はここまでとなります。
また芽が出ましたら、続編で紹介したいと思います。
最後までご覧いただきどうもありがとうございました。
それでは、今日も良い1日を!
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