マイナス思考という言葉を聞いた事がありますか?
マイナス思考とはその名のとおり、物事をマイナス、つまり負の感情で捉えてしまう思考の事です。
何をするにも「どうせうまくいかないに決まっている」「自分にはできるはずがない」というように悪い考えに思考が広がってしまいます。
マイナス思考の人は、いったいなぜそのような考え方になってしまうのでしょうか?
今回は【マイナス思考のメリットとデメリット】マイナス思考になってしまう理由とは?というテーマでお伝えします。
この記事を読むと、マイナス思考になってしまう理由やマイナス思考のメリット、デメリットについて知る事ができます。
マイナス思考になってしまう理由とは?
マイナス思考で日々物事を悪い方向に考えて過ごしていると、行動や発言までネガティブになってしまいます。
常にマイナス思考で物事を捉え、ネガティブな気持ちで過ごす時間が多くなってくると、心身にもよくない影響を及ぼしてしまいます。
マイナス思考になってしまう理由には、次のようなものがあります。
- 極端な心配性で失敗することを恐れている
- 自分に自信が持てず自己肯定感が低い
- 過去に失敗した経験がトラウマになっている
まず極端な心配性で失敗することを恐れているとマイナス思考に陥りやすくなります。
マイナス思考の人は、物事がうまくいかないという事を先に考えてしまいます。
初めて挑戦する事など、心配になったり不安になったりする人は多いのですが、マイナス思考の人はその心配がとても極端な場合があります。
マイナス思考の人は過去の成功体験も少なく、自分に自信が持てない人が多い為、周囲の目が気になったり、失敗を恐れて思い切って行動する事ができないところが多く見受けられます。
そして自分に自信が持てず自己肯定感が低いという人は、マイナス思考になってしまう傾向が強いです。
自己肯定感は、さまざまな成功体験を積み重ねながら、徐々に高まっていく事が多いものです。
しかし成功体験が少なく自己肯定感が低い人は、自分に自信が持てないという事も多く、それは子供の頃にあまり褒めてもらえなかったり、周囲に認めてもらえなかったという事が原因として考えられます。
「どうせ自分なんて何をしてもうまくできない」と思ってしまい、行動するのを諦めてしまう場合もよくあります。
それから過去に失敗した経験がトラウマになっているという人も、マイナス思考になってしまう場合があるものです。
「失敗は成功のもと」といいますが、失敗を次のステップにつなげる事ができず、経験する度に心に深い傷を負ってしまうという人もいます。
そのような過去の経験がトラウマとなってしまい、失敗を恐れて自分から積極的に行動する事ができません。
少しでも失敗しそうになると、過去の出来事を思い出してしまい、自分にはできないと思い込んでしまったり、行動する事をやめてしまうという状況になるのです。
マイナス思考のメリットとデメリット
ここまでマイナス思考になってしまう理由について紹介してきました。
マイナス思考は、一見よくない面しかないように思ってしまいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
「なかなか行動に移すことができない」「過去の経験がよくない記憶として残ってしまっている」というマイナス思考は、悪い事ばかりだと思われがちですが、意外にもメリットがあるのです。
ここからはマイナス思考のメリット、デメリットについてお伝えします。
マイナス思考にはメリットとデメリットがあるという事を知っておくとマイナス思考について、より深く知る事にもつながります。
まずマイナス思考のメリットについては、たとえば次のようなものがあげられます。
- 物事の決断を慎重に行う事ができる
- 人の痛みが分かり、相手の気持ちに寄り添う事ができる
- 常に最悪の事態を想定し、的確な対処ができる
まず物事の決断を慎重に行う事ができるのがマイナス思考のメリットです。
マイナス思考の人は、物事をなかなか決められない優柔不断なところがあると思われがちです。
しかし裏を返せば、何事にも慎重に考え、どちらがいいのかをじっくり考えているとも言えます。
常に慎重に物事を考えるような「石橋を叩いて渡るタイプ」というのは、マイナス思考のメリットでもあるのです。
そして人の痛みが分かり、相手の気持ちに寄り添う事ができるというところが、マイナス思考の人には見受けられます。
マイナス思考の人は周囲の目を気にしてしまうことがよくあり、人へ気遣いをしすぎる面があります。
他人に気遣いをしすぎるのは、相手の気持ちを考える事ができ、人の痛みが分かったり、相手の気持ちに寄り添う事ができる為だと言えます。
ネガティブだからこそ人の痛みに共感する事ができ、落ち込んでいる人の気持ちに寄り添う事ができるのです。
それからマイナス思考でいる事は、常に最悪の事態を想定し、的確な対処ができるというメリットを持っています。
マイナス思考の人は、成功する事よりも失敗する事を先に考えてしまいがちです。
それは、あらゆる場面で最悪の事態を想定している事にもつながっています。
時には慎重な行動や的確なトラブル対応が役に立つ場合もあり、マイナス思考は悪い面ばかりではないと言えるでしょう。
以上のようにメリットも確かにあるのですが、マイナス思考の人には、やはりデメリットもあります。
マイナス思考のデメリットは、例えば次のようなものです。
- 誰かに褒められても素直に喜べない
- 感情の起伏が激しく、すぐに落ち込んでしまう
- 心配性な面が強く、思い切って挑戦できない
まずマイナス思考の人は、誰かに褒められても素直に喜べないというデメリットがあります。
どんな人でも誰かに褒められたり、認められたいという気持ちを持っているものです。
マイナス思考の人もそのような気持ちを持ってはいるのですが、褒められたり認められたりという経験が極端に少ない為、素直に受け止めて喜ぶ事が得意ではありません。
周りの人が褒めてくれても、その反応が嬉しくなさそうだったり、微妙だったりすると、次第に周囲の人の反応も変わってきてしまう事につながります。
そして感情の起伏が激しく、すぐに落ち込んでしまうというところが、マイナス思考の人にはよくあります。
周りの人の反応を気にしすぎている為、ちょっとした指摘や注意であっても必要以上に気にして落ち込んでしまう面があります。
感情の起伏が激しい為、何気ない一言を気にしてすぐ気持ちが下向きになったり、落ち込むと立ち直るまで長い時間が掛かったりするので、周囲も気を使う事に疲れて、しだいに遠ざかっていってしまう事も少なくありません。
それから心配性な面が強く、思い切って挑戦できないというデメリットが、マイナス思考の人には見受けられます。
マイナス思考の人は、小さい頃から挑戦する事も少なく、成功体験もあまりないまま過ごしてきた人が多いようです。
失敗から学ぶという経験があまりにも少なく、挑戦した事によって得られる様々な利点を知らない人も多くいます。
その為、何か新しい事にチャレンジしたり、思い切って挑戦する事に対して、必要以上に臆病になってしまっている人が多いのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は【マイナス思考のメリットとデメリット】マイナス思考になってしまう理由とは?というテーマでお伝えしました。
マイナス思考になってしまう理由には、次のようなものがあります。
- 極端な心配性で失敗することを恐れている
- 自分に自信が持てず自己肯定感が低い
- 過去に失敗した経験がトラウマになっている
そしてマイナス思考のメリットには、例えば次のようなものがあります。
- 物事の決断を慎重に行う事ができる
- 人の痛みが分かり、相手の気持ちに寄り添う事ができる
- 常に最悪の事態を想定し、的確な対処ができる
メリットも確かにあるのですが、マイナス思考の人には、やはりデメリットもあります。
マイナス思考のデメリットは、例えば次のようなものです。
- 誰かに褒められても素直に喜べない
- 感情の起伏が激しく、すぐに落ち込んでしまう
- 心配性な面が強く、思い切って挑戦できない
「マイナス思考」と一言でいっても、マイナス思考になる理由やマイナス思考のメリット、デメリットについて色々と知る事で、マイナス思考になってしまう背景を察する事ができたり、マイナス思考の人を見る目が変わってくる場合もあります。
この世には誰一人として自分と全く同じ人は存在しません。
人はそれぞれ個性があり、考え方や価値観が違うのは当然の事です。
そのような様々な人と接する事で、自分自身が成長し、豊かな人間関係を築きながら、有意義な日々を過ごしていけたらいいですね。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
それでは、今日もよい1日を!
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